その栄養素、本当に必要なだけ入っていますか?

この紙袋の中身、本当に欲しいものがきちんと入っているのでしょうか。

サプリメントの内容表示、きちんと確認していますか。


食品の成分表示には、含有量の高い順に示さなければならないというルールがあります。そこでこの表示方法を活用して食品を見定めること、これが大切なことになります。今、お近くにある食品、なんでも結構です。手に取って表示を見てみてください。欲しいと思って購入したものに、ご自身が必要とする栄養素は最初に書かれていますか?欲しい物が欲しい順番で記載されているか、確認してみましょう。これはサプリメントに限ったことではありませんので、どの食品のものを見ていただいても大丈夫です。

原材料を見極める


合成されたものしか存在しない場合もありますが、量は最小限にしていきたいですね。

サプリメントの成分表示にほしい栄養素が入っていれば、なんとなく安心してしまい、あとは特に気にしていない、ということはありませんか。数多にある商品の中からよりご自身に適したサプリメントを選ぶ際には、その栄養素の素材に当たるものが「自然のもの由来なのか、合成されたものなのか」ということにも目を向けてください。なぜなら、合成された栄養素はそのものを吸収するのにビタミンやミネラルを多く必要とし、また肝臓での解毒に時間がかかるため、必要だと思って補ったはずの栄養素を体内で使うまでに、効率が悪くより時間がかかってしまうからです。例えばそれが、カラダに吸収されやすい酵母や食品そのものであれば、その栄養素が吸収されるまでにあまり時間を取られることなく、またビタミンやミネラルの消耗にロスなく体内に吸収することができるからです。しかし葉酸のように、その必要性から厚生労働省より合成葉酸の摂取が推奨されているものもありますので、全てのものが合成された栄養素でないもの、とする必要がありませんが、カラダに取り込まれやすい状態で摂取できることがカラダにとってスムーズである、ということは言うまでもありません。
補足になりますが、「ビタミンB₁」や「VB₁」などのようにカタカナや略号でのみ表記されているものは、物質名になりますので合成されたものが多く、ビタミンB₁含有酵母、米油由来など食品の名前が付いているものは、カラダに取り込まれやすい状態に工夫しているということが考えられます。

含有量の確認も忘れないで


本当に欲しいものを欲しい量とりいれます。

そのタブレット1粒(もしくは1回量)が何グラムあって、そのうち成分表示にある規定量の摂取合計が何グラムになるのか、その割合はどうか、意識して表示を見たことはありますか。パッケージの表示魔法にかかった製品も巷には出回っております。安いものを手に取りがちですが、摂取できる量を同じにしてぜひ計算してみてください。熱量や脂質が必要以上に高くなっていたり、倍の量を摂らなければならず結果的に割高になってしまっていたりといろいろなものが見えてきます。添加物の量が多い場合、実はアレルギーを起こしていた、食事との組み合わせで吸収量に違いがでてしまっていたと言うことも、意外に身近に起きていることがあります。計算してみて、より誠実な製品を選んでいただきたいと思います。
どのような製品にも最低限の添加物は入ってしまうものですが、出来ればその量ができるだけ少ないものを選ぶようにしてください。摂取量や摂取期間によりますが、添加物の中にはカラダには負担であったり、副作用を招く恐れのある物質が使用されていることもあります。市販されているものは、糖質・脂質・炭水化物のほかに提示されている栄養素が入り、それらで85%程度になっているものが多いようです。とすると残りの15%は何らかの添加物になるわけです。例えば酸化防止剤や安定剤、変質防止剤、PH調整剤どがそれに当たります。添加物の量は意識して少なく、せめて10%以下であることをお勧めします。添加物はサプリメントに限らず、あらゆる食品に含まれていますので、合算するとその量の多さに愕然とされるかもしれません。
妊活中の栄養の摂り方に不安や疑問があるときは、医師や管理栄養士にご相談されることをお勧めします。
水村 あや

水村 あや
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●管理栄養士
●鍼灸師
●プレママプラス開発者

【略歴】
管理栄養士、鍼灸師。
東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻卒業後、介護老人保健施設、透析クリニック、日本赤十字社、海上自衛隊、保健福祉センターに勤務。
在職中は学会発表を行うほか、オーダーメイド医療に積極的に取り組む。しかし栄養相談を行っていく上で、西洋医学の分野では説明のつきにくい内容に悩むことが増え、東洋医学に注目。一転、鍼灸師を目指す。
呉竹鍼灸柔整専門学校を卒業し、現在に至る。


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